動物たちの不思議な生態の秘密
元動物園獣医師・ただいま五十三次どうぶつ病院獣医師、動物たちの不思議にせまります。
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つきまるにゃん

Author:つきまるにゃん
生き物を飼うことが
大好きな獣医師です。
いろいろな生き物に
“咬まれ・蹴られ・踏まれ・刺され”
こんな経験から
動物達の不思議な生態にせまります。

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動物達の不思議な生態の秘密
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2013.03.30_17:55

モテキ到来

僕の膝の上には、
体重9kgのおデブなミニチュアダックス「ヒメ」が
椅子から体半分落ちながら、
無理くりのっています。
入院した当初は、飼い主さんと離れたのがさみしいのか
入口に向かい「ウヲー、ウヲー」とないていたのに、
1時間ほどすると、思いっきり尻尾をふりふり、
僕の膝をめがけてくるようになりました。

そして、「ヒメ」の横というか上にはチワワの「メリー」がのっています。
椅子の上には“僕”と“ヒメ”と“メリー”がのっていることに。
足元には柴犬の花子が僕の膝に飛び乗ろうと、すきを狙っています。

僕のモテキ到来・・・。
今いるワンちゃん達はみんな僕を“好きで好きで”しょうがない様子。
トイレに行く時も、みんなついてきます。
トイレのドアを閉めると、ドアを前足でカリカリ。
「ワンワン」早くでてきての大コール。

この子達を、ヒメちゃんを“小泉今日子”
      メリーちゃんは“吉高由里子”
      そして、花子は“壇蜜”
      よからぬ想像をしてにやけている僕でした。
ワンちゃんは人間が大好きです。

犬と人間は
『犬がいなければ、現在の人類はいなかった』
と言われるほど、昔から密接な関係がありました。
人の祖先と考えられている“クロマニョン人は、
集落遺跡からクロマニョン人の骨と共に犬の骨も出土していることから、
すでに犬と一緒に暮らしていたと考えられます。
逆にクロマニョン人より以前に出現したネアンデルタール人は、
犬を狩り、食べていたと言われています。
人の祖先のクロマニョン人は犬と一緒に生活をして、
一緒に狩りをしたことにより生き残り、
犬を狩り、食糧としたネアンデルタール人は絶滅しました。
 人類の進化には犬が大きく関与していました・・・・・。

人類と犬の出会い
犬の祖先は、平原に住み集団で狩りをする肉食動物でした。
人の祖先は走るのも遅く、力が弱いため、
木の実を採集したり、集団で道具を使い狩りをして生活していました。
そして、もっと効率よく生活するために、
家族同志が集まりだんだん大きな集団になっていきました。
すると、人間はたくさんの残飯(骨や皮)をだすようになりました。
そしてこの残飯により、人間と犬の最初の出会いがおこりました。
人間の出す残飯を犬が食べたのです。
犬たちは人の住むすぐ近くで生活するようになりました。
犬は、人間の近くで生活することにより比較的簡単に食糧を手に入れることができました。
人間にとっては、犬がいることで危険な動物達が寄ってこないことになりました。
どちらにも都合がよかったようです。
そのうち、好奇心旺盛な子犬が人間に近づくようになり、
子犬は人によく懐き、人と犬の本当の意味のつながりができました。
犬は、孤独を嫌い、群れ生活を好み、自分より強いものに従う性質があります。
犬たちは人を仲間と思うようになり、
人をリーダーとして、命令に従うようになりました。
人は、嗅覚や聴覚が優れ、早く走れる犬と一緒に行動することにより、
今まで狩ることのできない獲物も、狩ることができるようになりました。

人懐こく遊び好きの犬は、
人間の遊び相手にもなりました。
番犬から猟犬そして愛玩犬になりました。
そして、血のつながりはなくとも家族となりました。
現在では、家の中で一緒に住むようになりました。
お母さんと子供は、お父さんよりワンちゃんといる時間のほうが長くなり、
ついに、ワンちゃんは家の中で一番威張っている
“お母さん”をリーダーと認識しました。
必然的にお母さんや子供たちの愛情も、お父さんよりワンちゃんが上に、
家族での立場もワンちゃんがお父さんより上になりました。
ちなみに、お母さんがワンちゃんの前でお父さんの悪口を言うと、
ワンちゃんはお父さんを悪い人と理解し、
お父さんに向かって吠えるようになります。
このままでは、お父さんは家族の一員ですらなくなってしまいます。
何万年という歳月かけて、ワンちゃんはお父さんを追い出したのでした。
世の中のお父さん、
ワンちゃんから自分達の地位を取り戻そうではありませんか
さあ、一緒に立ち上がりましょう!
あら、話がずれているような。

番犬や猟犬として始まった人間と犬の関係、
やがて愛玩犬、そして警察犬・盲導犬・介助犬など
人間の生活になくてはならない存在となりました。
種を超えてこのような関係があるのは人と犬だけです。

犬は一度信頼すると、一生裏切りません。
どんなに辛いことをされても信じてついてきます。
とっても忠誠心が厚い犬、
信頼関係ができるととても素晴らしいパートナーになります。

犬はゴハンをくれる人よりも、
遊んでくれる人、信頼できる人のほうが好きです。
犬と人はゴハンより心で繋がります。
犬は人の感情に非常に敏感です。
言葉ではなく、態度や声の抑揚などから人の感情を理解します。
その上、人は楽しい、悲しい、怒りの時はそれぞれ違うホルモンを出しているそうで、
犬はその匂いも嗅ぎ分けるそうです。
いくら言葉でウソをついても、犬にはすぐばれます。

“今日子”も“由里子”も“壇蜜”も、
あんなにも僕と仲良くなっていたのに
あんなにも僕を追いかけていたのに、
飼い主さんがくると、僕の膝からポンと飛び降り
切れて飛んでいくのではと思う程、尻尾を振りながら
飼い主さんに飛びついていきます。
“由里子”にいたっては、飼い主さんに抱っこされるとこちらに向かい
「ウーーーーワンワンワン」と吠える始末。
飼い主さんとワンちゃんの愛情は、2~3日の付き合いでは全くかないません。
しょせん僕なんていきずりの男、本当の愛ではなかったのです。
僕の片思いでした。


僕の過去も書いています。
よろしくお願いします。



<五十三次どうぶつ病院  北澤 功>
 東京都大田区大森東1-5-2
 病院の診療時間 午前9:00~12:00  午後13:00~19:30
         日曜日は午後17:00までとなります。  
 休診日 月曜日



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