動物たちの不思議な生態の秘密
元動物園獣医師・ただいま五十三次どうぶつ病院獣医師、動物たちの不思議にせまります。
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つきまるにゃん

Author:つきまるにゃん
生き物を飼うことが
大好きな獣医師です。
いろいろな生き物に
“咬まれ・蹴られ・踏まれ・刺され”
こんな経験から
動物達の不思議な生態にせまります。

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動物達の不思議な生態の秘密
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2015.02.15_15:16
甘い香りの魚

「ジュージュージュワー」   
鍋の油が細かい泡となり音が変わる
「パチパチパチ」
30秒ほどそのままにした後、                                            
僕は衣に包まれた体長6cmほどの小さなお魚を                               
長い菜箸で油の中から “さっと” 取り出した。                                               揚げたてを、塩をちょっとつけて、口の中にほおりこむ。                                         サクサクとした衣の歯ごたえとホクホクした身のコラボレーション、       
ほろ苦くて甘い味わいが口いっぱいに広がる、                                               “あ~最高”                                                                    先日、気温マイナス10℃の極寒の野尻湖でワカサギ釣りを楽しんできました。                           極寒の釣りといいましても   
10年ほど前までは、テントに七輪で暖をとりながら氷に穴を開け、                                   凍った鼻水を顔中に着けながら、ワカサギ釣りを楽しんでいたのですが、                              めっきり寒さに弱く、根性なしの僕は、                                                    ストーブが焚いてあるドーム船のなかでの釣りとなりました。                                      氷上釣りの時は寒さのために手袋をつけたままのおしっこ、                                      寒さのため小さくなった“スモール僕”が手からするっと逃げて、                                    手袋が少し濡れたこともありました。                                                     年のせいかトイレが近くなった僕にとって暖かいトイレがあるのはありがたかった。                                                        
ワカサギは、キュウリウオ目キュウリウオ科の小さなお魚。                         
“キュウリウオ”このへんな名前には理由があります。
釣ってすぐのこのお魚のお腹は
なんと!ほのかに甘い“キュウリ”の香りがするのです。
もっとすごいのが同じキュウリウオ科の鮎は“スイカ”の香りがします。
ただし、この香りは天然鮎に限られ、養殖の鮎はこの香りがしません。
この香りには餌である珪藻が大事で、
珪藻の成分のケイ酸質が独特な香りの元になるからです。
そのうえ水の綺麗な川の珪藻のほうがよりよい珪藻が育つため、
その珪藻を食べる鮎のほうがよい香りを出します。
汚れたか川の鮎は香りではなく、匂いとなってしまいます。
なぜ鮎が匂いを出すかというと、
鮎は春になると群れで川の上流へ遡上(のぼる)します。
先頭の鮎が匂いを残し、また岩などに匂いを着けながらのぼり、
その匂いをたよりに他の鮎たちが後につづきます。
5月ぐらいになり産卵場に到達すると、今度は縄張りをつくります。
この時も匂いが大きな役割をしています。
鮎の友の釣りの時、おとりに養殖の鮎をつかってもちっとも釣れません。
強烈な匂いを出す、珪藻をたくさん食べた天然ものではなくてはだめです。

お尻から香水をだす動物
ワンちゃんは、肛門に開いている小さな穴からとっても臭い液体を出します。
これは肛門の脇についているフクロでつくられた分泌液。
ウンチをするとき、ウンチにこの液体をつけ、
ウンチとともに自分の匂いを残し、ここに僕がいたよという証拠にします。
この分泌液はそれぞれ、みんな違う匂いをしていますが、
共通点はとっても臭いこと。
そんな臭いはずの肛門からの分泌液が、とってもいい香りの動物がいます。
アフリカにすむアフリカジャコウネコです。
あまりにいい香りのため、この分泌液は“香水”の原材料として使用されています。
ということは、“マリリンモンロー”は
体にジャコウネコの肛門からの分泌液をつけていたことになるのです。
アフリカジャコウネコは飼育したことはありませんが、
同じジャコウネコ科のハクビシンを飼育したことがあります。
確かにハクビシンの部屋はいつも甘い香りがしていました。

ワカサギ釣りは集中力が大事
ワカサギ釣りは、ただ針に餌をつけ、たらしておけば釣れるわけではありません。
オモリが底についたら、ほんの少し巻いて餌を浮かして、
手首を微妙に上下させ、水中の餌を動かします。
これを「誘い」といい、これがうまくないとちっとも釣れません。
何回か誘いをしていると、釣竿の先がピョンピョンと不自然に動きます。
これはワカサギが餌を食べているのです。
この時が大事、食べている時に竿を少し上げることにより、
ワカサギが釣り針に引っかかるのです。
この繰り返しです。
のんびりと横になって糸をたらしておけばいいわけではなく、
常に釣竿を動かし、集中していなければなりません。
一緒にいった奥さんは最初の30分であきた様子。
あまりのやる気のない姿に呆れたのか、
奥さんがトイレに行っている間に船長さんがやってきて、
奥さんの釣竿をピョンピョンと動かしました。
そして、誘いをかけ、ものの1分ほどで、あっという間にあわせた様子。
そのまま竿を置き、
トイレから帰ってきた奥さんに一言、
「リール巻いて」
奥さんはめんどくさそうにリールを巻いていると、
なんと!3匹もかかっているではありませんか。
魚たちを見て「あら小さいわね」
なんて傲慢な・・・。
すかさず竿先を僕に向け「とって」
自分では生きた魚は触れないので魚を外すのは僕の仕事。
「私って才能あるのかしら」
「とれたら、餌全部変えといて」
当然餌の虫はさわれるわけがありません。
それから30分少しは竿を動かしたが釣れる様子は全くなく、
それ以降は船の中で大好きな編み物を始めました。
その後の僕は自分の竿と奥さんの竿2本を
交互に動かし釣りを楽しみました。
この日の釣果は奥さんと僕で5匹
揚げたての1匹をたべたので僕の残りは1匹
でも1番大きいのはぼくが釣り上げたのだ。



<五十三次どうぶつ病院  北澤 功>
 東京都大田区大森東1-5-2
 病院の診療時間 午前9:00~12:00  午後13:00~19:30
         日曜日は午後17:00までとなります。  
 休診日 月曜日

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